【検索でヒットする】タイトルのつけ方のコツ

コンテンツにどんなタイトルをつければ検索でヒットしやすいだろうか?
オンラインでコンテンツを出している人なら、悩んだ数は一度や二度ではないはず。本記事ではコンテンツのタイトルのつけ方について考察していきます。
■フォーブストップ10マーケターの考え方
アメリカのニール・パテル氏はフォーブスのトップ10マーケターです。日ごろからX(旧Twitter)でSEO対策やオンラインマーケティングについて多く発信されています。
ちょうどパテル氏の面白い投稿があったので、下記に引用させていただきます。検索される側がどうあるべきかの本質が書いてありますので、まずはこれを読んでみてください。
Google では 1 日に 85 億件の検索が行われています。
そのうち 8% (6 億 8,000 万件) が質問です。
人々は検索を実行するとき、キーワードについて考えているのではなく、問題の解決策を探しています。
問題が発生した場合、検索クエリが質問である可能性が高くなります。
したがって、キーワードではなく質問を中心にコンテンツを作成すると、未開発の SEO の大きな機会が得られます。
※一部省略、原文は英語
このパテル氏の投稿では、以下の点が言及されています。
- 検索する際、人は解決策を求めている(キーワードではない)
- 質問文で検索している可能性が高い
- したがって、キーワードではなく質問を中心にコンテンツを考えると良い
この見解は日本でも確かに見られていて、例えば意味を知らない言葉をGoogleで調べようとした際、「忖度」ではなく「忖度とは」のように「とは」という疑問形式で検索する場合も多いのではないでしょうか。少なくとも私は「とは」を多用しています。
確かに検索結果に自分と同じ疑問が書かれたリンクがあったら、問題解決のためには迷わずそれをクリックしてしまいます。そのような経験、ありますよね?
■AIからの検索も視野に入れる
今ではChatGPTのような生成AIに質問する機会も増えました。Googleの検索サイトにわざわざ行かずとも、AIに「超ひも理論についてわかりやすく説明しているサイトを教えて」と質問を投げかけて答えを得られるようになったのです。
質問されたAIはこの質問を解決できる答えを探す訳ですよね。つまりそれは、この質問を解決できる高品質なコンテンツをAIが探し、優先順位をつけて、より良いものを質問者にリストアップするということ。AIのお眼鏡にかなうには、質問ありきでコンテンツを作っておかなければならないということです。
■質問文をタイトルにしてみる
パテル氏の投稿を見て、私も早速このブログで試してみました。前回の記事のタイトルは「【回答します】起業するならどの分野がいいですか?」です。質問形式に全振りしてみました。
あまり良いデータではないので、ざっくり感触を見る程度にはなるのですが、下記のグラフのように上記の記事を投稿してから(赤い矢印)アクセス数が伸びました。

私の感覚としましては、人気のあるキーワードと多くの人が疑問に感じていることをタイトルに反映させたので、アクセス数が増えたように感じます。
■タイトルはコンテンツの存在意義を表す
より多くの人の目に触れるには、どのようなタイトルにしたらいいか。そう考えたとき、パテル氏も言及している通り、タイトルだけではなく、コンテンツ自体にもしっかりとフォーカスするようにしてください。
まずそのコンテンツは何のためにあるのか。仕事に直結するコンテンツであれば、問題を抱えた人の解決策である必要があります。
つまりタイトルに先行して、質の高いコンテンツであるかどうかが重要です。そしてそのコンテンツが「どんな問題を解決するコンテンツなのか」を教えるためのタイトルを考えなければならないのです。
ターゲットの疑問▶それを解決するコンテンツ作成▶タイトル決定
上記のようなフローでタイトルは決定される必要があります。
したがって、コンテンツ作成時から「ターゲットの疑問や悩み」に焦点を当てて作成しなければならないのです。
そしてそのコンテンツを分かりやすく表現したものがタイトルとなるわけなのです。
■まとめ
前述のように、現代はタイトルだけで人を惹きつけることはナンセンスな時代となりました。コンテンツ自体の質が問われてきているのです。そしてそのコンテンツがどのようなものかわかりやすく表現したタイトルが、検索で上位に表示されるのです。
まずは「誰のどんな悩みを解決するコンテンツなのか」を考え、質の良いコンテンツを作成し、その上で適切なキーワードを盛り込みながらわかりやすいタイトルをつけること。
これが小手先のスキルではない、本質をとらえたタイトルのつけ方なのです。
【回答します】起業するならどの分野がいいですか?

「なんだか最近SNSでサクッと起業している人が多い。月商数百万と言っている人もざらにいる。私もやってみたい! 今から起業するならどんな分野がいいだろう?」
そんな風に思い悩んでいる人のために、本記事ではその回答をお伝えしようと思います。
あなたの「好き」が仕事になる時代
結論から言うと、あなたが「好き」で「長期的に発信可能なもの」ならば、違法でない限りなんでも仕事になります。料理でも自己啓発でもお掃除方法や絵の描き方でも何でも。
ただし適当に決めてはいけません。自分が好きで長期的に発信可能なものを探すのが、とても難しく、そして一番重要なことなのです。
例えば「今はSNS集客が流行だから、私もこれで起業してみよう!」と言ったところで、簡単には成功しません。
まず前提として、一からSNS集客について勉強しなければいけませんし、自分が好きでもない分野について365日毎日考え続け、それに関するコンテンツや商品を生み出し続けるのが果たして可能でしょうか? はっきり言って苦痛なだけだと思います。
だからこそ自分が「長期的に継続できる好きな分野」を見つける必要があるのです。
自分に合った起業の分野をどうやって見つけるか?
この見出しの答えは「自己分析→自己探求→自己ブランディング」をすることで見つかります。
どのような手順で行うかと言うと、1つの講座をつくらなければならないほど膨大な情報量になってしまいますので、下記に簡単に説明します。
まず自己分析で自分の長所や短所を洗い出し、得意なスキル等をリストアップします。自分の殻に籠って行わず、周囲の人にインタビューし、意見をもらうと良いでしょう。
次に自己探求ですが、自分の内面をさらに掘り下げます。何のために起業したいのか、真の目的を探って下さい。雇われて働いていれば安定的に収入が得られるのに、なぜわざわざ起業したいのか。
日本の将来が不安だから? いいえ、それは真の目的ではありません。生活費が足りなくて副業として収入が欲しい、自由なライフスタイルが欲しい、家族との時間を確保したい、自分の力を試したいなど、もっと細分化できます。
自分に「なぜ?」を問い続け、自分の真の気持ちと目的に気づきましょう。
そして最後は自己ブランディング。「自分とは何者で、何ができるのか」「自分と言えば○○」「私だけが~できる」を言えるようにしましょう。これが言えるようになると、起業の分野は決まったも同然です。
起業する分野が決まってからやること
起業する分野が決まったら、どこで商売をしていくか場所を決めましょう。
例えばあなたの分野がレッドオーシャンである場合、ひしめき合う競合と差別化を図らなくてはなりません。飽和状態にあるSNSで活動するのか、まだその分野の投稿があまりされていないSNSで発信するのか。閑散とした路地裏に店を構えることにならないように気を付けながら、自分の発信スタイルも加味して考えましょう。
ブルーオーシャンなら、本当に需要があるのかリサーチが必要です。認知度を高め需要を生み出せるような仕掛けが必要です。
まとめ
「起業するならどの分野がいいのか?」という問いへの回答は、簡単に返すだけでもこれだけの文章量になります。それだけ熟考が必要なものであるのです。
例えばあなたは運動が大嫌いで最近太り気味だなと思っている状況なのに「近頃はフィットネスが流行しているから、パーソナルフィットネスの講座を作って起業すると良いよ!」と言われて「やります!」と言えますか? いいや、私には合わない。そう思いますよね。
つまりそもそも、これは自分以外の人に答えを求める問いではないのです。
自分がどんな人間かを知り、何を求めているのか問いかけ、それを達成するためには何をすればよいか考える。この重要な思考を抜きに素人が起業すると、十中八九失敗するでしょう。
誰かに答えを求めると、失敗した時に人のせいにして自分が楽になろうとします。そんな甘い考え方では起業しても成功はしませんので、すべてを自分の責任にできる強い意志のもと、自分で答えを導き出してください。
【あなたは大丈夫?】オンラインビジネスの集客において”SNSのフォロワー数”より大切なもの

昨今、個人のSNS起業やオンライン起業がブームになっています。それは現代日本の未来に不安を抱く人がいる一方で、個人が企業と同等なツールを使用できる環境になったからでもあります。
中でもSNSを使用したビジネスは手軽な印象なのもあって(本当は全く手軽ではないですが)、日々多くの人が挑戦し始めています。
そんなSNSビジネス界やオンラインビジネス界において、SNSの重要性は非常に高まり、フォロワー獲得に躍起になっている人々は探さずとも目に留まってしまいます。
数年前は、フォロワー数がオンラインビジネスを大きく動かす要因の一つでした。しかし今は違います。時代と共にマーケティング手法も変わりゆくものなのです。
本日はフォロワー数よりも何が大切になったのかについて、まとめさせていただきます。
SNSのフォロワー数は重要ではなくなってきている?
オンラインマーケターのニール・パテル(Neil Patel)さんのX(旧Twitter)の投稿を一部引用させていただきます。
誰もがより多くのフォロワーを望んでいます。そうですね、3、4年前なら、フォロワーは素晴らしい、と私は言いました。
しかし、もうそうではありません。ソーシャルプラットフォームの仕組みに大きな変化が起きています。
SNSが時間をかけて実現したのは、ソーシャル メディアの民主化です。
言い換えれば、フォロワーが 1,000 人であろうと 1,000 万人であろうと、SNSは気にしないのです。
彼らが気にしているのは、あなたのコンテンツを見た人の何パーセントがそのコンテンツに関与しているかということです。
エンゲージメントは通常、次のような項目によって測定されます。
- 視聴時間/離脱ポイント
- いいね
- コメント
- 共有
あなたのコンテンツのエンゲージメント率がSNS上のどのコンテンツよりも優れている場合、彼らはあなたのコンテンツを全員に表示し始めます。
特にあなたをフォローしていない人たちに。
このようにして、フォロワーがほとんどいない、またはまったくいない場合でも、大量のビューを獲得できるのです。
何百万人ものフォロワーがいるにもかかわらず、閲覧数や「いいね!」がほとんど、あるいはまったく得られない人もいるのもこれが理由です。
フォロワー数を気にするのはやめましょう。 役に立たない指標です。
そして、コンテンツの品質に焦点を当て始めてください。
(※一部省略、原文は英語)
このように話すのはニールさんだけではありません。すでに日本のSNS業界でも、気づいた人は声を上げ始めています。
全てはニールさんが上記の投稿で語ってくれています。
だからあなたも、すでにフォロワー至上主義ではなくなっていることにまずは気づきましょう。
フォロワー数より大切な事とは?
ニールさんの投稿引用文の中でもあるように、今大切になっているのはコンテンツの質の高さです。
現在XのSNSビジネス界隈でも、まだフォロワー獲得のためのノウハウや、それを実行している人々、エンゲージメントを上げるためだけの質の低い投稿が溢れています。
例えばどんなものかというと、下記のようなものです。
- 挨拶だけ
- プロフィールに誘導するため、重要な部分をプロフィールに書き、プロフィールへ誘導するだけの投稿
- 「お互いにいいねやリポストをし合いませんか?」という勧誘
- フォロー周り、いいね周り、コメント周りの作業
- 「交流会」という名目でリプライを稼ぐ手法
- 内容の薄い機械的なDM
SNSをどう活用するかは人それぞれなので、上記のことをしている人が一概に悪いというわけではありません。
しかしSNSを活用したビジネスという観点から言うと、ビジネスには活用できない的外れな行為になってしまっているのです。つまり、このような手法で集めたフォロワーは、ビジネスの観点では「質の低いフォロワー」という位置づけになります。
質の低いフォロワーとは?
ビジネスの観点で「質の低いフォロワー」と言うのは、あなたのビジネスに関して関心度が低いフォロワーのことです。
フォロワー数の多いアカウントには、人が集まってきます。
なぜなら、そこでコメントすれば多くの人に自分の存在を知ってもらえますし、インフルエンサーの投稿を引用リポストし、運よくそのインフルエンサーにいいねやさらなるリポストをしてもらえれば、自分の知名度が上がる(と思っている)からです。
そして、前述した内容の薄い方法でがむしゃらに短期間でフォロワー数を増やしたところで、自分の知名度を上げたい人が少なくない割合で増えてしまうのです。つまりキズのなめ合いをするようなアカウントに仕上がってしまうわけです。そんな方法で集めたフォロワーの中に、あなたの商品を買ってくれる人は何人いるでしょうか?
フォロワー数よりも大切にすべきもの
ではあなたの商品を買ってくれるフォロワーを増やすにはどうしたら良いでしょうか。
ずばり、コンテンツの質を上げることです。
Xであれば有益な情報を発信しなければなりませんし、Instagramでも有益なリールやフィード、ストーリーズでなければなりません。私のように「コンテンツ作成」に振り切ってブログを書いてみるのも一つの案です。本や動画でも良いでしょう。方法は多岐にわたります。
ニールさんだけでなく、世界的に有名な講演家でありビジネスコンサルタントであるマーク・W・シェイファーさんも、著書の中(しかも序章)でこのように語っています。
重みを醸すだけの広がりのある分野において、何かで名を知ってもらう必要がある。違いの際立つコンテンツをつくり、行動を起こしてくれるオーディエンスを集める必要があるのだ。
引用:『知られる力(和訳版)』マーク・W・シェイファー
素晴らしい内容のコンテンツの発表を続けていれば、虚しいフォロワー集めの”作業”をせずとも、自然と人が集まってきます。それも、あなたの生み出すものに「価値」を感じた人々が。
そういう人の中から「この人の商品は良いものに違いない」「ぜひお金を払ってでもこの人の商品を手に入れたい」と思う人が出てくるのです。
このような意欲の高い――つまり質の高いフォロワーは、いいね周りやコメント周り、傷の舐めあいのような作戦では手に入れることはできません。
どのように良いコンテンツを生み出すか?
ではどのように人を惹きつけるコンテンツを生み出すのか。
それは学び続けることです。その学びを発信し、そこに自分の見解やデータを織り交ぜながら発信するのです。
いくらそのフィールドが自分の専門分野であろうとも、常識は時代と共に変わりゆくものです。言葉ですら流動的です。私が中学生の頃に流行った「チョベリグ」なんて、すでに戦慄するほどの死語です。「激おこぷんぷん丸」はどうですか? 日本語ですら、ものすごい速度で変化しているのです。
だからこそ常にアンテナを張っておく必要があり、変化に敏感でなくてはなりません。自分の分野だからといって怠けることはできないのです。他人が語る常識こそ真髄だと思ってはならないのです。常に主観的に変化をとらえ、それに意見を持っておかなくてはいけないのです。
日々そのようにアンテナを張り思考をして過ごす中で、良いコンテンツは生み出されます。情報収集と思考で怠慢をしないことです。受動的ではなく、常に能動的に動くのです。
そこまでしなくては、良いコンテンツをつくることはおろか、ビジネスなんてできたものではありません。
鋭敏な毎日を過ごし、思考しましょう。そうすれば「あなたにしか生み出せない良質なコンテンツ」ができ、人が集まってくることでしょう。
【起業・転職・キャリアアップ編】自己ブランディングの先に何があるのか

私は自己ブランディングを全力でお勧めしているわけですが、「では自己ブランディングをすればどうなるのか?」という問いに答えていこうと思います。
本記事では起業、転職、キャリアアップの3パターンの場面での活用方法についてお伝えいたします。
1、起業
起業において自己ブランディングは必須です。もし自己ブランディングをせずに起業しようものなら、あっという間に挫折するでしょう。
なぜそう言い切れるのかというと、私はそういう事例を多く見てきたからです。
多くあったのが、「とりあえずSNSビジネスで稼ぎたい」という人たち。「とりあえず独立しよう」も似たようなものですね。
こういう人たちは「起業したい」「独立したい」「とにかく稼ぎたい」という思いが先走ってしまい、職種選びを誤ったり、そもそも起業や独立には血のにじむ努力が必要だという考えが欠落したりしています。
残念ながらそのような一朝一夕で考えた計画は非常に脆く、あっという間に崩れ去ります。
ではどうすれば良いのか。
「何があってもこれをやり抜く」という信念が必要であると認識したうえで、自分が本当にやるべきことか、本当に自分が台頭していけるフィールドであるか検討することが必要になります。
それを熟考する時に大いに役立つのが自己ブランディングです。
- 自分の持つ潜在資産は何か
- 自分は何者であるべきか
- 自分には何を解決する力があるのか
- その仕事は本当に求められているのか
- どこで活動すれば人の目にとまるのか
- どのような方法で目立ち、顧客に認識してもらうか
自己ブランディングをする過程で、これらの問いに答えていくことができます。
答えを導き出す過程で自分と真正面から向き合うことになるので、適当な答えではなく、熱意と共に芯と筋の通ったアイディアをまとめることができるのです。
もちろん自己ブランディングの過程で自分に足りないものも見えてくるでしょう。その時はそこを強化するように学べばいいのです。
このように、起業の前段階で自己ブランディングをすることによって、戦略的なプランを立てることが可能になり、脆くはない強固な足場づくりをすることができるようになるのです。
2、転職
転職での自己ブランディングは、何を生み出すのでしょうか。
ではそもそも転職する理由について考えてみましょう。前の職場が合わなかったから? もっとお給料を上げたいから? 家族の事情で引っ越すから職場を変えなければならないから?
どんな場合でも中途採用であれば、履歴書に加えて職務経歴書が必要になり、志望動機や自己PRを面接で答えられるようにしなければなりません。
それをするためにはこれまでの仕事の成果や持っているスキルを棚卸しする必要があります。そんな時に自己ブランディングの作業が役に立つのです。
また、転職の際に業界や職種を変えることもあるかもしれません。その際は「その業界または職種が本当に自分に合ったフィールドなのか」ということを熟考する必要があります。
「なんとなく魅力的だから」「お給料が高いから」「今の職場以外で働けるならどこでもいい」そんな気持ちで仕事を選んでしまうのは、さらに転職を重ねてしまう未来が待っているだけなので避けましょう。
ではどうすればいいのかというと、ここでも自己ブランディングです。
- 自分の潜在資産を確認する(スキルや人脈の棚卸しをする)
- 自分が何者であるべきか考える
- 心の底から求めている自分の未来の姿を考える
- そのフィールド(業界、職種、職場)がなぜ適切か考える
- その仕事で自分はどのように活躍できるのか考える
- その仕事で自分に足りない部分を認識し、解決策を考える
自己ブランディングをする中でこれらの答えを導くことにより、仕事選びを慎重かつ適切に進めることができます。
そしてここで導いた答えを履歴書、職務経歴書、面接で自らの言葉でまとめることにより、ミスマッチを防ぐことも可能です。何より、ここまで自分や仕事について掘り下げることができれば、選考において一目置かれる存在となり転職の成功率も上がるでしょう。
3、キャリアアップ
キャリアアップにおいてまず考えなければならないことは、下記の通りです。
- 何のためにキャリアアップしたいのか
- 求めているものと、その優先順位
- 潜在資産の棚卸し(スキル、人脈など)
- どのような存在になりたいのか
- 長期的な目標と短期的な目標
- キャリアアップにおける有利な点
- キャリアアップにおける足りないもの
- それを補うための解決策
これらこそまさに自分を見つめ直さなければ出てこない答えです。
単に「昇進したい」「給料を上げたい」「良いポジションにつきたい」というような抽象的な考えでは、「そうなるためにはどうすれば良いのか」というところまでたどり着くことができません。
まずはなぜキャリアアップしたいのかを自分に問うてみましょう。キャリアアップの裏側にある自分が本当に求めるものが何かを見極めておかないと、その望みをかなえることはできません。
キャリアアップの真の目的を明らかとし、それが今の環境で叶えられるのかどうかも検討のひとつに入れなければなりません。自分の真の目的が今の職場で叶えられるのか、それとも転職や起業などの新たな道を探すべきなのか、そういう部分も見つめ直さなければならないはずです。
ということは、やはり自己探求をし、真の自分の想いを露わにしなければ目標設定すらできませんし、適切な解決策も出せません。そのためには自己ブランディングを行うことで、本当に叶えたい自分の姿を具体的に設定しておかなければならないのです。
まとめ
以上が起業、転職、キャリアアップで自己ブランディングが必要な理由です。
自己ブランディングは「自分が何者で、何ができるのか」「自分と言えば何なのか」に答えるためのワークです。
この記事で挙げた問いかけは、どれもパッと答えられるものばかりではなかったでしょう。むしろ答えるためには頭をひねり、自分自身を見つめなければならず、難産となることでしょう。
しかしそうして自己ブランディングをした先に、あなたが求める未来のための明らかな目標と、目標を叶えるための道筋が、光り輝いて見えるようになるのです。闇雲な人生からはサヨナラです。
ぜひ自己分析→自己探求→自己ブランディングの流れで、自分が本当に求めているもの、未来、自分の姿をあぶりだし、叶えてください!
【超重要】起業を思い立ったら必ずやるべきこと3選

起業で重要なこと
私も起業して現在は2つの事業を持っていますが、ここにたどり着くまでに遠回りをしてしまいました。
そう、起業をしたとしてもそれで生計が建てられるかはわかりません。思い描いていたこととは違い「やってみたらなんか違う」「これを続けられるだろうか」という不安をぬぐい切れず、フェードアウトしてしまう人を何人も見てきました。
かく言う私もその一人で、いろいろと彷徨いまくって今やっと2つの事業に落ち着いています。
そういった無駄な遠回りを避けるためには、起業する前に「その仕事は本当に自分が目指しているものなのか」「どういうビジネスモデルが良いのか」というところをあぶりだす必要があるのです。
本記事では、上記のようなあぶり出しをするためにやるべきことを3つに絞り、お伝えさせていただきます。
1、自己分析
自己分析という言葉はよく聞くかと思います。言葉の通り自分自身のことを分析するというものです。
これは自分でできていると思っていても、意外とできていないものです。
例えば新卒就活の際に性格診断や適職診断をした記憶がある人もいるかもしれませんが、それを自己分析とは言いません。まずここを理解しましょう。
自己分析とは自分自身の目で自分を見つめつつ、第三者にも意見を求めていくべき、「自分自身を客観的に見つめる作業である」と覚えておいてください。
自己分析の手順
ここでは自己分析の手順を簡単な箇条書きにまとめてみました。ぜひ紙に書き出して実践してみてください。
- 幼少期にさかのぼり、現時点までに自分で得意だと思うことを挙げていく。
- 幼少期にさかのぼり、現時点までに第三者から褒められたことを挙げていく。
- 自分に近しい人(親、配偶者、友人等)に、「自分のポジティブな印象」「何が得意そうか」「自分に何かを頼むとしたら、何を頼むか」という質問でインタビューをする。
- 仕事をしている自分のことをよく見ている人(同僚、上司、前職の友人等)に、3と同じ質問をする。
たったこれだけで、自分が認識していなかった自分が見えてきます。
自分が得意としていること(他人より秀でているもの)こそ、自分で認識することは難しいです。なぜなら「何の苦も無く自然にそつなくこなしている」から。何の気もかけずに日常的にこなしているものこそ、他人より秀でた輝きを持つあなた自身の宝石(つまり得意なこと)なのです。
それを起業に活かさないわけにはいきません。1番目のこのワークでは、今まで認識できていなかった自分自身を見つけることを目標に実行してみましょう。
2、自己探求
まずここで皆さんが疑問に思うのは「自己分析と自己探求はどう違うのか」という点かと思いますので、それを説明させていただきます。
自己分析はその名の通り、「自己を分析する」という行為で、今までの人生の中で出来上がってきた自分自身を客観的に分析していきます。
一方で自己探求ですが、これは内なる自分に問いかけながら「自分は一体何のために何をするべきなのか。何を求めているのか」というような自分の本当の気持ちを探し求めることです。
自己探求の方法
この自己探求の中で自問自答してほしいことを下記にまとめます。思いつく限り紙に書き出して、優先順位をつけてみましょう。その作業を繰り返すことで、自分の奥深くに隠された本音が浮き彫りになります。
- 本当に求めているものは何か?(収入、時間、天職、家族の絆、健康など)
- 譲れないこと(もの)は何か?
- 自分の使命とは?(長期的な目標として成し遂げたいこと、何のために生まれて何のために生きているのか)
- 何を解決し、何を実現したいのか?
- 自分にしかできないこととは何か?
即答できない質問ばかりだと思います。だからこそ、「自己の探求」という作業は重要なのです。
自分自身に何度も何度も問いかけてください。幼少期から持ち続けている自我の芯となるものを探してみてください。
この一度きりの人生の間に、どんな自分でいたいか、何を成し遂げたいのか、自分自身と対話して答えを探してみてください。
3、自己ブランディング
仕上げにやっていただきたいのが、自己ブランディングです。これをせずして起業はできません。
自己ブランディングは自分自身をブランディングすることですが、間違えてはいけないのが「自分のキャラを作り出すということではない」ということです。ビジネスとしての自分像を考えるのではなく、「自分とは何で、何ができるのか」「自分と言えば○○」というポジティブなレッテルを作るのです。
自己ブランディングの方法
起業を前提とした自己ブランディングをするために必要な問いをまとめました。
この問いに回答していく形で、どんな商品をどこで売りだすべきか考えていきましょう。
- 長期的に仕事として継続可能な分野を探す
- その分野の需要や認知度を調べる(ニッチな分野なのか、激戦区なのか)
- 自分がその分野で一番になるために必要な事業コンセプトの特徴を、自分自身の長所や短所と照らし合わせながら考える(短所も時として差別化の武器となる)
- 顧客のどのような悩みを解決する事業か決定する
- その事業を展開していくフィールドを探す(どのような場所で店を開けば多くの顧客を得られるか。ニッチすぎず激戦区すぎない場所は? 実店舗なのか、オンラインなのか。SNSを使うならどれが合っているか?)
- 「自分とは何者で何ができるのか」「自分と言えば○○」というポジティブなレッテルを作る。
- 自分自身が長期的に継続できるビジネスモデルなのか確認する
ここまでできてやっと、自分の事業が明確になるのです。
この作業で大切なのは、唯一無二の立ち位置を作ることです。それはニッチな場所を探したり、激戦区でも飛びぬけた特徴を持ったりすることで可能になります。
例えばファッション分野という激戦区で普通に商売をしても、多くの競合に埋もれるだけでしょうが、例えばあなたの身長が低かったとしたら「低身長の男性に特化したファッションの提案ができる事業」とすれば競合との差別化が可能です。激戦区から飛びぬけて、ニッチな事業を展開することができるようになります。
まとめ
人生を大きく左右する「仕事」を、人は意外にも適当に決めがちです。「なんとなくこの会社に入った」「ここしか内定が出なかったから、この仕事をするしかなかった」「興味がある分野だから起業してみた」などなど。あなたはそんな理由で結婚を決めることができますか?
人生を共にするのは配偶者だけでなく、仕事もそうです。だからこそ熟考を重ねて、自分に適性があるのか、長期的に継続可能なのか、競合との差別化をどうするか、どのフィールドを制するべきなのか一つずつ丁寧に決定していく必要があるのです。
コンサルティングをする中で私が実感しているのが、「多くの人が自己分析すらしていない」という事実です。
もしあなたが起業をして抜きんでた成果を打ち出したいなら、本記事で紹介した3ステップを必ず実践してください。多くの人が実践していないのですから、実践するだけでひとまず飛びぬけた立ち位置を確保することはできるでしょう。
また、成果というものはそうそうすぐに出るものではないと心得ておきましょう。地道な努力と継続が長い時を経て花を咲かせるのです。
自己分析→自己探求→自己ブランディングの流れの中で、素晴らしいアイディアを見つけてください。
戦略的に稼ぐことができていない人の唯一無二の解決方法:自己ブランディング

誰もが持つ難問とは
私はSNS集客コンサルティングをしていた際に、個別相談を受けたり在宅起業を考えている方々のコンサルティングをしていたのですが、そこで一番初めに誰もがぶつかる問題がありました。
それは、起業したい本人自身が「何を仕事にしたらいいのかわからない」という問いでした。
SNS起業で一発当てたい。在宅で起業できるなら、主婦の私でもできるのではないか。SNS起業できたら自宅で簡単に月商数百万も夢じゃないかも。
そんな非常にぼんやり淡いわりに焦げるほど熱烈な希望を抱いた人たちが多かったのです。
しかし残念ながら、そんなに簡単にいくわけがありません。なぜなら多くの人が「自分とは何者で、何ができるのか」「自分と言えば○○である」の答えを持たないまま、思いついた適当な職種をとりあえず選ぼうとするからなのです。
これは起業だけでなく、新卒の就職活動や転職でも起こりうる問題です。
自分には何が適しているのか、自分には何ができるのか、そういったものをまったく分析せず(新卒なら大学で受けた適職診断だけを頼りに)人生における大きな判断を行き当たりばったりで決めてしまうのです。
あなたに心当たりはありませんか?
この難問の答えの出し方
ほとんどの人が、下記の問いにすんなり答えることができません。
- 自分とは何者で、何ができるのか?
- 自分と言えば○○である。
あなたはこの難問に答えることができますか? もし答えが「いいえ」もしくはうまく言葉が出てこないのなら、ぜひ自己探求を始めてください。
私の定義する自己探求とは、自己分析をさらに何歩も奥に踏み込んだ「自分をする作業をした上で、さらに自分の価値や使命を追い求める」というものです。
この作業なしに、あなたはあなた自身が本当に求める報酬やキャリア、天職、ライフスタイルを手に入れることはできません。
自己探求の先にあるもの:自己ブランディング
なぜ自己探求をすれば、自分の望む豊かなものが手に入るのか? その問いの答えは「自己ブランディングが可能になるから」です。
自己ブランディングというのは、自分のポジティブなレッテルを作ること。つまり先ほどの難問に答えられるようになり、そのような自分を実現するための施策を実行していくことなのです。
- 自分とは何者で、何ができるのか?
- 自分と言えば○○である。
これをすんなり言えるようになれば、やるべきことが自然と浮き彫りになります。そしてスムーズに目標設定をすることができ、自分の成すべき使命を饒舌に語ることができるようになるのです。
自己ブランディングの重要性
自己ブランディングが人生を豊かにするために役立つというのは、私が言い始めたことではありません。もう何年も前から、マーケティング大国であるアメリカを中心に、多くの有名マーケターたちがそう叫んできました。
年商何十億も稼ぐ彼らが口を揃えて言うのです。やらない選択肢はありません。
私自身も自己探求の末、自己ブランディングのコンサルティングこそ自分に適した職業だと割り出せたがゆえに、このように発信することができているのです。
ではこの自己ブランディングをどう活用すればいいのか?
それはまた次の記事で解説いたします。お楽しみに。
自己ブランディングこそビジネスに必須なスキルである。

はじめまして。柴山ゆきこと申します。
本記事では日本の5年先をゆくアメリカ発のマーケティングについて語る前に、学習速度を驚異的に上げる自己ブランディングの大切さについて語ろうと思います。
このブログの最初の投稿として今これを書いていますので、まずは自己紹介をさせてください。
柴山ゆきこの略歴
私はもともと理系の仕事(再生医療系や免疫系の技術職や研究職)に携わっておりました。しかし家庭の事情やライフスタイルの変化から、新しい仕事を始める必要がありました。
薬の副作用情報を医学論文から探して評価するような仕事も経験があります(ファーマコヴィジランスという聞きなれない職業です)。
なぜそんな専門的な職業についていた私が今ビジネスのなんやかんやを語りだしているのかというと、家庭の事情やライフスタイルの変化から「起業せざるを得ない」状況になったからなのです。
起業の経験をバネに
何を起業したかというと、まずはWebショップ。そして次にSNS集客のコンサルティングを始めました。
SNS集客コンサルティングは最初こそ順調で、投稿を始めてから2ヶ月半で初の収益を得ることができ、1カ月間で350万円ほど手にすることができました。
しかしWebショップもSNS集客コンサルティングも、次第に伸び悩み始めました。何をやってもうんともすんともいまず、コンサルティング業に至ってはあっという間に収益0という状況になってしまいました。
それが私の大きな転換期でした。
「悔しい」ただこの一言に尽きる心境でした。そして私の研究魂に火がついたのです。
「なぜうまくいかないのか、どうしたら仕事がうまくいくのか、調べて改善して見せる!」
この時やっと、「ビジネスは学べる」ということに気づき、特にマーケティングの探求にいそしむこととなりました。
その流れであらゆる書籍や動画をむさぼり、「私に足りなかったのは自己ブランディングだ」という結論に至ったわけです。
なぜ自己ブランディングが重要なのか
自己ブランディングというのは「○○といえばあなただよね」と言われるような、ポジティブで強力なレッテルを自ら生み出すことです。
あなたは「○○といえばあなただよね」という認識を他人から持ってもらえたことがありますか?
このレッテルは自分が意図したものでなくては自己ブランディングとは言いません。もちろん意図せず貼り付けられたレッテルを自己ブランディングに活用する手法はありますが、「私はこうなりたい」という意思に基づいて自分自身をブランディングすることこそ「自己ブランディング」なのです。
つまり、自分が設定した未来を実現させることと大きく関わってくる。だから自己ブランディングが自分のビジネスでの目標を達成するために、大きな役割を果たす訳なのです。
どういう場面で活用できるのか
では自己ブランディングはどんな場面で有効なのかというと、初めて社会に出る学生の就活はもちろん、転職、起業、そしてキャリアアップを考える際に活用できます。
皆さん自分の天職をみつけたいと思いませんか?
自分の好きな分野で好きなことをストレスフリーで仕事とする。そんな夢のようなことを叶えたくありませんか?
そういう場面で自己ブランディングは大いに活用できるのです。
そしてもし起業したいのなら、何を商品としどのフィールドで活動していくかというビジネスモデルの根本も設計することができます。
これから数日にかけて自己ブランディングの重要性や活用方法を発信するので、ぜひそれらを読んで学んでみてください。
自己ブランディングをするには何が必要か
では自己ブランディングをするために何が必要かと言うと、自分自身が何者で何ができるのか、どこで活躍できるのかなど、自己分析を深めていくこと。つまり自己探求が必須になってきます。
そういうわけで、このブログで「自己ブランディングのための自己探求スキル」を発信していきたいと思うわけです。
「自分が何者で、何ができるのか?」
「○○といえばあなた、と言われるためにはどうしたらいいのか?」
「自分が活躍できるフィールドは?」
マーケティングの勉強を本格的に始める前に、これらの問いの答えをぜひ見つけてみてください。そうすれば一層マーケティングのノウハウが活用できることでしょう。
もちろん最先端のマーケティングスキルも投稿していきますので、このブログをお気に入り登録していただけると幸いです。
ご質問やご相談、ご意見がありましたら、ぜひコメントや私のメール(shibayama.y.60@gmail.com)にお問合せください。
悩み相談やディスカッションも楽しくやっていきましょう。
それではこれからの投稿をお楽しみに。